日差しが強まり、気温が高くなる季節を迎えると、室内やおもてなしの場にみずみずしい植物を取り入れたいと感じる場面が増えてきます。一方で、気温が上がる時期には「せっかく飾った花がすぐに傷んでしまうのではないか」「こまめなお手入れが難しいかもしれない」といったお悩みを抱える方も少なくありません。
東京都豊島区目白の紅茶やワインを楽しめるお花屋さん、BEAR & BLOOMです。
店舗のエントランスやオフィスの受付、飲食店の客席まわり、ご自宅の玄関など、人が集まる場所にみずみずしい植物や花が生け込まれていると、空間の空気が澄みわたり、訪れる方の心をふっと和ませてくれます。季節感を空間全体で表現できる生け込みは、おもてなしの気持ちを伝える上でも心地よい存在です。気温が高くなる時期であっても、選び方や少しの工夫を取り入れることで、植物の美しさを長く楽しむことができます。空間を生き生きと演出する花の生け込みの工夫や、店舗・オフィスでの定期装花の取り入れ方についてご紹介いたします。
夏を涼やかに彩る花の生け込みと長持ちの工夫
気温や湿度が高くなる季節の生け込みでは、見た目の涼やかさはもちろんのこと、花材の選び方と日々の環境づくりが美しさを保つ鍵となります。
暑い時期の生け込みとして親しまれているのが、夏を象徴するひまわりです。太陽のような明るい黄色は、玄関やエントランスにひとつ飾るだけでも空間全体を前向きで活気ある雰囲気に変えてくれます。一言でひまわりといっても、芯が黒い定番のものから、花びらが幾重にも重なる八重咲きの品種、落ち着いたブラウンやアンティーク調のニュアンスカラーまで幅広く存在します。空間のインテリアに合わせて色調を選ぶことで、カジュアルになりすぎず、洗練された印象に仕上げることができます。
また、エキゾチックな魅力を持つアンスリウムやモカラ、ストレリチアといったトロピカルフラワーも、夏の生け込みには頼もしい存在です。南国原産の花々はもともと暑さに強く、茎が傷みにくいため、気温が高い環境でも長くみずみずしさを保ってくれます。つややかな質感を持つ大きな葉ものと組み合わせれば、都会的でモダンなリゾート感のあるディスプレイが完成します。
一方で、静けさと清涼感を漂わせる和風のしつらえも魅力的です。夏の生け花のように、余白を活かした生け込みは、見る人の視覚に涼を届けてくれます。青々とした竹やドウダンツツジなどの枝もの、足元に凛と咲くリンドウやキキョウなどをあわせると、風が通り抜けるような軽やかさが生まれます。ガラス花器に水をたっぷりと張り、水面を見せる演出を取り入れるだけでも、体感温度を下げるような心地よい涼感が漂います。
生きている植物を美しく保つためには、日持ち対策が欠かせません。もっとも気を配りたいのが、エアコンの風が直接当たる場所を避けることです。飲食店やオフィスでは冷房を強めに稼働させることが多くなりますが、エアコンの直風が花や葉に当たり続けると、急激に水分が奪われて乾燥し、萎れる原因となります。風の流れを確認し、風が直接吹き付けない位置に花器を配置することが長持ちにつながります。
さらに、水質の管理も欠かせないポイントです。気温が高いと花器の中の水に雑菌が繁殖しやすくなり、茎の導管が詰まって水を吸い上げられなくなってしまいます。毎日の水替えの際には、花器の内側を清潔に洗い、茎のぬめりを優しく洗い流した上で、茎の切り口を水中で少しだけ斜めに切り戻してあげると、吸水力が戻ります。花器に張る水の量を花材の性質に合わせて浅くしたり深くしたり調整することも、茎の腐食を防ぐ知恵のひとつです。
日当たりが強すぎる場所や、生花の維持管理が難しいオフィスの一角などでは、生花に加えて上質なアーティフィシャルフラワー(高品質な造花)を取り入れることもひとつの方法です。空間の用途や光の入り方、お手入れのしやすさに合わせて無理のない選択をすることで、いつでも美しく心地よい空間を保ち続けることができます。
店舗やオフィスを華やかに整える定期装花と空間演出
店舗やオフィス、商業施設において、空間の印象を左右する大きな要素が生け込みによる装飾です。季節の移ろいとともに表情を変える装花は、訪れるお客様に対して丁寧なおもてなしの姿勢を伝え、ブランドや企業のイメージを上品に高めてくれます。
特に8月などの夏の装花では、季節の催事やイベントに合わせた演出が効果を発揮します。店舗や商業施設での夏祭りフェアや催事では、竹や提灯といった和のモチーフと色鮮やかな花々を組み合わせた特別装飾を施すことで、日常とは一味違う非日常の賑わいと華やかさを演出できます。また、お盆の時期には、日本の伝統的な美意識を感じさせる落ち着いたトーンの特別装飾を設けることで、穏やかで上質な空間を届けることができます。
空間を常に新鮮で心地よい状態に保つ手法として、定期装花(花の生け込みを定期的に更新するサービス)を取り入れる法人様が増えています。毎週あるいは隔週といった周期でプロの手による生け込みを入れ替えることで、常にみずみずしい季節の花でお客様をお迎えすることができます。スタッフの方が水替えやお手入れに追われる負担を減らしながら、空間の美観を高い水準で維持できる点も大きな利点です。
生け込みの料金や相場について気になる方も多いですが、月額での定期装花やスポットでのイベント装飾は、設置する空間の広さや花器の大きさ、使用する花材のボリューム、交換頻度などによって柔軟に設計されます。そのため、一律の価格を設定するのではなく、ご予算や空間のコンセプト、ご希望の雰囲気を丁寧に伺った上で、それぞれに合わせた最適なプランを組み立てるオーダーメイドの形が一般的です。まずはどのような空間を作りたいか、訪れる方にどんな印象を持ってもらいたいかを相談してみると、思い描くイメージが形になりやすくなります。
空間と人に寄り添う花のある暮らしと生け込みの魅力
花や植物が持つ力は、単なる飾りにとどまりません。忙しい日々のなかでふと視線を向けたときに、季節の気配を感じさせ、心を落ち着かせてくれる作用があります。オフィスで働く方々のリフレッシュのきっかけになったり、飲食店でお食事を楽しむ時間をより豊かなものにしたりと、人と空間を温かくつなぐ役割を果たしてくれます。
BEAR & BLOOMでは、東京・目白の店舗にて紅茶やワインを味わいながらゆっくりとお花をお選びいただける空間をご用意するとともに、オーダーメイドフラワーギフト、ウェディング装花、法人向けの店舗・イベント装飾・定期装花などを幅広く承っています。画一的なデザインではなく、その場所の光の入り方、壁や家具の色合い、そしてそこで過ごす方々の想いに寄り添いながら、ひとつひとつ丁寧に生け込みやつくり込みを行っています。
ご自宅の玄関に季節の一輪を取り入れたい方から、店舗やオフィスの空間全体を魅力的に演出したい法人様まで、花の取り入れ方に迷ったときはいつでも気軽にご相談ください。四季折々の植物が持つ豊かな表情を生かし、日常やビジネスのシーンをみずみずしく彩るお手伝いをいたします。

